1st mini album「拝啓、」 発売中♪

灯り

夢に見たんだ眩しい舞台上 
割れんばかりの喝采を浴びた 
あれは確かに僕の夢だった 
ライトでちゃんとは見えないけれど 

気づけば僕は客席の端っこで
遅れて立ち上がり拍手送る
待てど暮らせど出番はこなくとも
寝言ばかりの自分を飼い慣らす

僕らしき彼は世界を照らし
君にできるかい?と問いかけてくる
今日や明日には間に合わないけれど
明後日にはきっとできるさと答える

後ろ姿を追いかけ彷徨う
そこには誰もいないと目覚めた
やっぱりそうか彼は僕じゃない
僕が夢見た僕じゃない何か

太陽の光なくして佇む
手のひらにそっと灯りが灯る

やっとわかったよ太陽にはなれない
手元を照らすだけで精一杯の灯りさ 

夢に見たんだ眩しい舞台上
あれは確かに誰かの夢だったろう
舞台袖から外へ抜け出して
手のひらの灯りを道しるべに
手のひらの灯りを道しるべに

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